クジラは、今の日本人にこそ必要な食材(その2)クジラの肉で「肥満・疲労予防」

2019/12/19

くじらの栄養

クジラは、今の日本人にこそ必要な食材。生活習慣病予防に強力な効果が期待!の第2回は、肥満・疲労を強力に予防についての効果についてお話します。

〇クジラの肉で「肥満・疲労予防」
私自身気が付けば、40歳も過ぎおなかも出始め、疲れが残るようになってきました。よく仲間と話をしていると、健康診断で「痩せろ」と言われた、徹夜がもうできないとか、飲みに行くとしたら週末じゃないと次の日、体がもたないとか…。
とにかく、肥満と疲労に悩みを持っている方は多いのではないでしょうか?

〇体脂肪を燃やし疲労物質を抑えるバレリン
そこで朗報。クジラには、バレリンと言う成分が近年発見され、注目を集めています。
バレリンは、なんと体脂肪を効率よく燃やし、さらに疲労物質の発生を抑制することが確認されています。
それでは、クジラパワーの源であるバレリンはどうして肥満や疲労を予防するのか?
それはクジラの生態で考えると大変分かりやすいです。
クジラは半年間エサを食べ続けているけど、肥満状態にはなりません。また残りの半年間を何も食べずにおよぎ続けますが、疲れない。という事が報告されています。そのような生態のそのカギを握るのがバレリンなのです。

〇ミディアムレア(半生)の赤肉と酸味で効果的にバレリンを摂取
そして、クジラ肉の中でもバレリンが多いのが背中の部分である「赤肉」。バレリンをより効率的に摂取し、疲労予防効果を最大限に活かすには、おろし生姜と一緒に摂ることとミディアムレア(半生)で食べる事。酸味のあるものと摂ることで、体脂肪をもえやすくする効果得られます。
しかし長時間加熱してしまうと酵素の働きが悪くなり、逆効果になってしまうのでここは注意が必要です。

〇バレリンを効率的に摂るクジラの赤肉レアカツ
そこで、バレリンを効率的に摂ることのできる料理を紹介します。それはクジラ赤肉のレアカツです。
クジラの赤肉+おろし生姜+みりん+醤油に赤肉を30分ほど漬け込み衣をつけて強火で約10秒揚げれば出来上がりです。食べるときにレモンをかけて食べるとより効果的に体脂肪を燃やす効果が期待できますので、ぜひともお試しください。

今回は赤肉に含まれるバレリンと肥満・疲労予防についてお話しましたが、第3回目の次回は、認知症予防に極めて有効的と言われる赤肉に含まれるカルノシンについてお話します。

(参照:日本テレビ おもいッきりテレビ、平成18年11月10日(金)放送分)

 


SDGs ゴール(No12)つくる責任 使う責任(持続可能な捕鯨から得られる鯨肉の利用に関する情報発信)
この記事は、「くじらSDGs」の一環として持続可能な捕鯨から得られる鯨肉の利用に関する情報発信を行っております