イルカのすき焼き 和歌山県太地町

2021/03/25

全国のくじら伝統食

和歌山県太地町では、イルカは刺身で食べることが多いのですが、残ったら次の日にすき焼きにして食べきります。
今回のすき焼きはイルカとタマネギ、九条ネギで煮たものですが家庭ごとに入れる具材は違います。また新宮や那智勝浦近辺では、高菜や白菜を使う事もあるようです。
味の方は、上品なイルカ脂身のコッテリ感とショウガの効いた甘めの割り下がイルカの肉の旨味を引き出しています。
また、九条ネギのシャキシャキとした食感・香りと薄切りされたイルカの上品な歯ごたえが絶妙にマッチし、噛めば噛むほど染み出るイルカ肉の旨味を味わうことができる逸品です。