日本の偉人と鯨の関係 ジョン万次郎⑫ 世界のクジラ需要が高かった時代に生きた万次郎

2020/05/25

お客様に使えるくじらの話

意外と知られていない、ジョン万次郎と捕鯨の関係ではありますが、ここには捕鯨に関する世界情勢が大きく関わっています。漂流した万次郎が捕鯨船救助されましたが、当時欧米は主にクジラの脂を求めて世界の海を競うように捕鯨をしていました。それだけ捕鯨という産業が世界的に需要の高かった時代です。そのような時代状況だったからこそ、捕鯨船に助けられ技術や知識を身に着け日米の懸け橋となる「ジョン万次郎」が生まれたのではないかと思われます。本人の様々なものへの好奇心、向学心、あきらめない心などがあったからこそ、大きな業績を作ることができたことは言うまでもありませんが…。