【山口県】くじらの食文化②(北浦海岸の食) 鯨漁師からイカ・サバへ変わっていきました

2020/08/02

全国のくじら伝統食

少し昔の山口県北浦海岸の食の話です。捕れた鯨の腹の中には子どもの鯨がいる事が多く、人々は集落のはずれのところに埋め、鯨墓を建てて供養してきました。ところが、明治43年頃から漁法が網から鉄砲にかわると捕鯨区域もかわり、この地域から鯨取りが消えていき、鯨漁師は、イカ、サバなどをとる一本釣り漁法に変わっていきました。

出典:『日本の食生活全集』(農文協)