【佐賀県】生くじら(玄界灘沿岸の食の話) 生のくじらは祭りや節句などに食べる

2020/10/18

全国のくじら伝統食

少し昔の佐賀県玄界灘沿岸の少し昔の食の話です。魚は唐津の唐房(唐津市の西端の漁村)から売りに来ます。その魚はイワシかサバがほとんどでした。時々塩くじらを買う事もありますが、生のくじらは祭りや節句などに食べる程度で日常ではほとんど食べることの無い晴れの食材でした。生で食べる魚は大変値段が高く、日常はとても買えませんでした。

出典:『日本の食生活全集』(農文協)