【佐賀県】ぶなのでんがく(多良山麓の食) 未熟のぶな(カボチャ)を、薄く切った皮くじらと一緒に炒め、水を入れて煮る

2020/11/02

全国のくじら伝統食

少し昔の佐賀県多良山麓の食の話です。まだ良く熟さない若いぶな(カボチャ)や、秋になって良く熟しきれないぶなは、甘みが無く、もちもちした味わいも無いので、お煮しめにしても美味しくないので、でんがくにします。未熟のぶなを、薄く切った皮くじらと一緒に炒め、水を入れて煮ます。半煮えの時に味噌を入れて炊きます。真ん中がガジガジするくらいで火を止めて出来上がりです。

出典:『日本の食生活全集』(農文協)