クジラは、今の日本人にこそ必要な食材(その3)薬に匹敵!認知症予防効果が期待!
〇65歳以上の5人に1人がなると言われている認知症
厚生労働省の発表によると65歳以上の高齢者の5人に1人は認知症患者になると試算されています。この認知症の中で60%以上を占める原因疾患がアルツハイマー病と言われています。
今高齢化が進み、65歳を超えた私の両親も認知症になるのではないか不安だと言っております。日本が長寿国になる事で増える認知症患者。周りに迷惑をかけたくないから予防したいという人は大変私の周りにも多くいます。
〇カルノシンで脳神経細部を保護
そこで認知症予防に注目をされているのが、クジラ肉の旨味成分である「カルノシン」。カルノシンは、脳神経細胞を保護し、認知症予防に極めて有効であると判明しています。正常な脳神経細胞に、細胞を死滅させる物質を投与し、カルノシン無しでは、生存率約18%のところ、カルノシンありでは、生存率80%になる事が報告されています。
〇カルノシンをマグロの14倍、サバの20倍含んだクジラ肉
クジラの赤肉100gのカルノシン含有量は147g。
同量のカルノシンを摂取するとしたら、マグロなら約1.4㎏。サバなら約2㎏食べなければなりません。
それだけ、クジラには多くのカルノシンが含まれているのです。
〇クジラ汁で認知症予防
クジラ肉の認知症予防効果を最大限活かすには、赤肉を汁物にして摂るのが最適です。
ただし、身の切り方や煮る方法でさらに吸収率を高めることができます。
作り方のポイントとしては、赤肉は筋に逆らって細切りにします。つまり筋に対して90度の角度で包丁を入れます。また、高温で加熱した方が効果が期待されるため、沸騰したお湯に少量ずつ入れるのもポイントです。
さらに、具には貝類を加える事で赤肉のカルノシンと貝類のビタミンB12の相乗効果で脳細胞の再生が活発になります。
3回にわたって動脈硬化、糖尿病、肥満、疲労、認知症予防などのクジラ肉の効果についてお話しました。おいしいだけでなく、様々な効果のあるクジラ肉。
是非この機会に試してみてはいかがでしょうか?
(参照:日本テレビ おもいッきりテレビ、平成18年11月10日(金)放送分)
SDGs ゴール(No12)つくる責任 使う責任(持続可能な捕鯨から得られる鯨肉の利用に関する情報発信)
この記事は、「くじらSDGs」の一環として持続可能な捕鯨から得られる鯨肉の利用に関する情報発信を行っております。