縄文遺跡から見える鯨食文化のはじまり。

2020/04/14

お客様に使えるくじらの話

房総半島の人々は縄文時代からクジラと関わっていました。その証拠に縄文時代早期の約8000年前の館山市稲原貝塚から、黒曜石の刺さったイルカの骨が出土しています。さらに同時期の館山市沖ノ島遺跡では、焼けて黒く変色したイルカ骨がまとまって出土しています。解体後に火を受けたものと思われるので、イルカの肉を焼いておいしく食べたと推測されます。

 出典:日本とクジラ(福岡市博物館)