いずれは土にかえる鯨骨製記念物

2020/05/08

お客様に使えるくじらの話

大きく見栄えもよくモミュメント的な形からヒゲクジラの下顎骨が使われることが多い北海道の鯨骨製記念物。鯨骨は一見頑丈そうにが、耳骨などの一部を除くと空隙が多いスポンジ状で、意外と耐久性がありません。風雨に長年さらされてきた鯨骨製記念物の多くは風化して消えゆく運命にあります。

出典:日本とクジラ(福岡市博物館)