1年の大漁を願い奪い合われるクジラの模型

2020/05/09

お客様に使えるくじらの話

和歌山県太地町には鯨にまつわる変わった儀式があります。太地町の飛鳥神社で正月十三日に行われるお弓神事では、木製の鯨の模型(セミクジラを模したもの)が的に3か所取り付けられています。弓を射た後にこの的についたクジラのを持って帰ると1年間大漁が得られるとされていて、みんなで争って鯨の模型を奪いある儀式です。

出典:日本とクジラ(福岡市博物館)