寄り鯨が頻繁にあり今なお地名に残る北海道

2020/05/10

お客様に使えるくじらの話

クジラはアイヌの世界観でカムイ(神・精霊)ではありませんでした。ただしシャチは、海で最もくらいの高い「レプンカムイ(=沖の神)」でした。クジラがシャチに追われていたという原因によるものが多いかはともかく、巨大な食料の塊であるクジラの体が自ら打ちあがること、すなわち寄り鯨は頻繁にありました。その裏付けとしてアイヌ語の地名が北海道各所に残っているのです。

出典:日本とクジラ(福岡市博物館)