海の幸ピトゥ(イルカ)をみんなに分けた沖縄文化。

2020/04/22

お客様に使えるくじらの話

沖縄では、現在でも海の幸を食べた後は、「タランジシマシタ」(足りませんでした)と神に向かってお礼を述べるお年寄りがいます。これは、「足りなかったのでもっとください」という意味です。名護ではこのような考え方でワキワキ(分ける)する習慣があり、子供でもピトゥ(イルカ)のロープを引いただけで肉の分け前をもらえることもありました。

出典:日本とクジラ(福岡市博物館)