19世紀前半に最盛期を迎えた掛網銛突捕鯨法。

2020/04/19

お客様に使えるくじらの話

西海の捕鯨で一番大きな経営をしていたのが、平戸藩生月島の益豊組でした。ちなみに捕獲高は、享保期から万延期130年間の活動期間で21,700頭。年間167頭と言われています。この頭数を人力の舟と銛や網でとっていたのですから驚きです。このように捕鯨は紀州の他、土佐、西海・長州で盛んに行われ、19世紀前半には掛網銛突捕鯨法は最盛期を迎えました。
出典:日本とクジラ(福岡市博物館)