20世紀に入りより身近になったクジラ原料。

2020/04/24

お客様に使えるくじらの話

明治時代になると、化学薬剤(農薬)の登場で鯨油による田んぼのバッタ除けの使用は減っていきました。しかしドイツ人のノルマンが1909年に鯨油硬化法を発見して以来、鯨油は、グリセリン、石鹸、ロウソク、マーガリンの原料として利用されました。このようにクジラからとれる主な生産品は、鯨油や鯨肉をはじめ、ゼラチン原料、皮革原料、薬品原料、工芸品原料、肥料などに分けることができます。

出典:日本とクジラ(福岡市博物館)