中世博多ではイルカが食肉の主流⁉

2020/04/14

お客様に使えるくじらの話

中世の国際貿易都市である博多では、鯨類特にイルカの骨が古代・中世の地層から出土しています。博多遺跡群では、11,12世紀からイルカの骨が出土するがその量は少ないのです。その後13世紀後半から出土量が増え始め、14世紀中期には哺乳類の大半を占めるようになります。クジラの利用法としては食肉はもちろん鯨油を灯油として使用していたようです。

出典:日本とクジラ(福岡市博物館)