【佐賀県】すき焼き風いりやき(玄界灘沿岸の食) すき焼き風のいりやきをどこの家でも作ります

2020/09/05

全国のくじら伝統食

少し昔の佐賀県玄界灘沿岸の食の話です。冬の時期は名護屋浜の捕鯨船で毎日イワシクジラがとれるので、皮くじら(背側の脂身)を使ったすき焼き風のいりやきをどこの家でも作ります。脂の乗った大羽イワシは、まず刺身で食べます。山や畑は遠くとも15分くらいのところにあるので、温かい昼飯をとりに帰ってきます。

出典:『日本の食生活全集』(農文協)