船団だけで250人を超える漁師が従事した古座浦鯨方 

2021/01/27

お客様に使えるくじらの話

江戸時代に紀州藩の鯨方として、栄えた古座浦鯨方。
繁栄した時期には、沖合で捕鯨を行う船団だけで250人を超える漁師が従事していたと言われています。そこから考えると道具の修繕や捕れた鯨を加工したり、販売したりする陸の雇用を考えると地域を支える一大産業でした。明治になり古式捕鯨が廃れてからは、串本と大島で近代捕鯨が始まりました。捕鯨の好景気に支えられて串本に移住してきた人も多くいました。