【山口県長門市】通くじら祭り

2023/08/22

お客様に使えるくじらの話

江戸時代から明治時代にかけて、銛や網を使う古式捕鯨が盛んだった山口県長門市ですが、通(かよい)地域において、7月16日(日)に全国的にも珍しい奇祭、「通くじら祭り」が開催されました。

1992年から始まったこちらのお祭り、和船競漕大会や小学生による叫(たけ)り賞歩など、様々な演目が行われました。
会場では、「長門大津くじら食文化を継承する会」による鯨肉の販売ブースもありました。

そしてメインは当時の古式捕鯨の実演です。
大きなクジラの模型(船)を、赤いふんどし姿の「鯨組」が手漕ぎの船で追いかけ、互いに競うように鯨に向かって海に飛び込み、モリで仕留めます。
こちらのクジラの模型(船)は見事にクジラを再現しており、潮吹きもしていました。

最後には、地元の小学生と保存会による、クジラへの弔いの気持ちを込めた「鯨唄」が披露され、祭りは締め括られました。

毎年、同じ時期に開催されますので、少し遠出して参加してみてはいかがでしょうか?

会 場  通(かよい)小浦埋立地(くじら資料館手前100m)
所在地  〒759-4107 山口県長門市通382-1付近
アクセス ・JR山陰本線「長門市駅」から通(かよい)行きバスで約30分、「小浦」バス停下車、徒歩すぐ
・中国自動車道「美祢IC」から車で約60分