多くの有名な鯨組の拠点のあった西海地方。

2020/04/18

お客様に使えるくじらの話

西海捕鯨業の始まりについてはいくつかの説があります。たとえば、1624年(寛永元年)紀州出身の藤松半右衛門が始めた説や同じころに大村藩の深沢義太夫が始めたという説ですが、実際のところはだれが始めたかは定かではありません。それでも西海地方はすぐに捕鯨業が盛んになり、捕鯨基地は、平戸・生月島・五島・有川・壱岐・唐津・小川島など有名な鯨組の拠点のほか周辺の対馬や筑前の大島などにもありました。

出典:日本とクジラ(福岡博物館)