日本の偉人と鯨の関係 ジョン万次郎⑩ 小笠原での遠洋捕鯨と航海実習を兼ねて出港
幕府の直参旗本になった万次郎は幕府が建造した、西洋式帆船を航海実習も兼ねて、捕鯨を行うことを提案しました。そして中濱万次郎として船は1859年4月に品川沖を出港して小笠原諸島に向かう事となるのです。しかし暴風雨によって、船が損傷し航海は中止となってしました。アメリカの捕鯨船で世界を巡った万次郎にとっては、当時日本では最新の船を使い、捕鯨を行うことは必然だったのだとおもいます。残念ながら中止になってしまいましたが、遠洋まで行き捕鯨を行おうとした万次郎の提案は、日本の捕鯨にとって大きな功績だったと思います。