【兵庫県】お雑煮(播磨山地の食) 元旦はゆで餅、二日は焼き餅、三日はぜんざい

2020/07/12

全国のくじら伝統食

少し昔の兵庫県播磨山地の食の話です。お雑煮は、元旦に澄まし汁仕立てで、スルメ、ハマグリ、皮クジラ(クジラの皮つきの脂身)、ゴボウ、カマボコ、ダイコン、ニンジン、ネギが入り、餅は別の鍋で茹でて入れます。二日は焼いた餅を入れた焼雑煮、三日はぜんざいにします。おかずは年末から準備しているカマボコ、サトイモの子芋、コンニャク、フキ、かんぴょうの煮しめや数の子を盛って食べます。神様には灯明とともに、朝は雑煮、夜はご飯をお供えします。

出典:日本の食生活全集(農文協)