【山口県】くじら料理①（北浦海岸の食） 捕鯨が盛んだった北浦海岸

少し昔の山口県北浦海岸の食の話です。北浦地方では、鯨は古くから食べられています。北西端の川尻地区では、古く江戸時代から明治43年まで捕鯨が盛んでした。とった鯨は港のすぐそばにある「鯨波止」という小石を敷いた浜に、ろくろで巻き上げ解体し、肉と骨に分けます。肉は食用として販売し、骨は水にさらして粉にして畑の肥料にします。

出典：『日本の食生活全集』（農文協）