【福岡県】福入ぞうすい(筑後川流域の食) 1月2日の朝飯には福入ぞうすいを食べます

2020/08/21

全国のくじら伝統食

少し昔の福岡県筑後川流域の食の話です。1月2日は、2日おこしといって、家内中がとくに朝早く起き、男はわら仕事、女は機織り、掃除、針仕事、あられ切りなどをします。子どもは書初めをし、朝のうちに風呂を焚いて入り、午後は休みます。朝飯には福入ぞうすいを食べます。大晦日の運そばの残り汁に、冷ご飯や元日の雑炊の残りなど、なんでも入れて作ります。家によっては、もちやフキノトウを入れるところもあります。

出典:『日本の食生活全集』(農文協)