【佐賀県】くじら供養塔①(玄界灘沿岸の食) 江戸時代には専門的な捕鯨集団が組織されました

2020/09/12

全国のくじら伝統食

少し昔の佐賀県玄界灘沿岸の話です。人とくじらとの関係は遠く縄文時代にはじまると言われていますが、江戸時代には専門的な捕鯨集団が組織され、勇壮無比の鯨取りが行われました。「西海鯨鯢記」の中には、当時の鯨組として「唐津領、小川島、呼子、名護屋、壁島」があげられています。また「肥前国産物図考」は、当時の捕鯨活動の勇壮なさまを絵巻風に描写したものです。

出典:『日本の食生活全集』(農文協)