【佐賀県】海産物の話②(佐賀平野クリーク地帯の食) 塩くじら(くじらの赤身の塩漬け)をときどき買って麦飯のおかず

2020/09/25

全国のくじら伝統食

少し昔の佐賀県佐賀平野クリーク地帯の話です。おばやきは良い出汁が出るので、野菜の煮しめなどに欠かせません。塩が十分回っていて保存もきくので、ひと月に1度くらい、5斤ほどの大きな塊を買っておきます。ちくわ、かまぼこなどは、お祝い事や盆、正月など、お客さんがある時にしか買いません。ほかに、瓶に入ったがに漬け(しおまねきの塩辛)や塩くじら(くじらの赤身の塩漬け)をときどき買って麦飯のおかずにします。

出典:『日本の食生活全集』(農文協)