【佐賀県】くじら(有田焼き物の里の食) くじらは百尋(腸)が一番の高級品

2020/11/14

全国のくじら伝統食

少し昔の佐賀県有田焼き物の里の食の話です。くじらは百尋(腸)が一番の高級品で、これは正月や祝い事の時に刺身のように薄切りにして食べます。普段は、かのこくじら(赤身と白い脂身が混じり合っている肉)やおばくじら(皮に近い脂身の部分)を利用することが多いです。唐津の北の呼子町でくじらがとれるので、魚屋さんに良く並んでいたようです。

出典:『日本の食生活全集』(農文協)