【長崎県】壱岐島の食事①(北松浦・壱岐の食) くじらの脂を入れた「くじらずーしー(くじら雑炊)」は最上のずーしー

2020/11/29

全国のくじら伝統食

少し昔の長崎県北松浦・壱岐の食の話です。ご飯は、丸麦、イモ、アワを混ぜて炊きますが、ときどき、イモにそば粉を混ぜた「でーは」をこしたえ、味を替えます。夜はずーしー(ぞうすい)にして食べる事が多いです。ずーしーには、イモ、だご(だんご)などを入れますが、主な材料によって、だごずーしー、よがまた(海藻の一種)ずーしー、ひばずーしーなどと呼び、くじらの脂どころを入れた「くじらずーしー」は最上です。

出典:『日本の食生活全集』(農文協)