華やかな鯨船

2021/01/25

お客様に使えるくじらの話

□資料:太地町立くじらの博物館

鯨船には、様々な役割を持つ船があり大人数による役割分担された組織的な捕鯨が行われていました。
船の種類や役割を説明すると、いち早く沖に出てクジラを陸側に追い立て銛を打ち込む勢子舟。網を広げる網船。仕留めたクジラが沈まないように支える持双舟。流れ出した漁具を拾う樽舟などがあり、それぞれの役割を果たしていました。
写真はクジラを追い込み銛を打つ勢子舟です。階級や役割ごとにデザインが違い、どれも華やかなデザインとなっています。特に勢子舟に乗りクジラに銛を刺す人を羽指と呼び、とても勇気がいる仕事から、尊敬を集めていたと言われています。