鯨肉は、低カロリーですが、栄養価に優れています。こちらでは、古くから大切な食文化として伝承されてきた鯨肉の栄養についてお伝えします。「鯨肉を使用したメニューやレシピを考えている」という飲食店・業者の方は、情報の一つとしてお役立てください。
低カロリーで高タンパク＆低脂肪！女性におすすめのヘルシー食品「鯨肉」
鯨肉を初めて口にした方からは、「えっ、こんなにおいしいの！？」と驚かれることも多いですが、鯨肉の魅力はおいしさだけではありません。低カロリーで栄養価が高い、非常に優れたヘルシー食品なのです。鯨肉100ｇあたりのカロリーは、約106kcalと、非常にヘルシー。
牛肉の中でも低カロリーといわれる和牛ヒレ肉でも約223kcalと、倍以上の熱量です（文部科学省 日本食品標準成分表2015年版より）。さらに女性にとって耳よりなのは、鯨肉に含まれる脂肪分が良質であるということ。ダイエット中でも取り入れやすいお肉です。
脂肪分は、「飽和脂肪酸」「不飽和脂肪酸」の2つに分けられます。飽和脂肪酸は動物性の脂肪ですが、不飽和脂肪酸はオリーブオイルに含まれるオレイン酸といった植物性のものと、魚に含まれるオメガ3脂肪酸、つまりDHA（ドコサヘキサエン酸）・EPA（エイコサペンタエン酸）などがあります。鯨も海の幸とあって、鯨肉に含まれる脂肪分は、不飽和脂肪酸です。
鯨肉に含まれる栄養成分「バレニン」とは？
鯨肉に含まれる特徴的な栄養ともいえる「バレニン」。バレニンは、特にヒゲクジラ類（ミンククジラなど）に多く含まれています。しかも、100gあたりに対する有効成分の含有量は、牛肉や豚肉の3〜6倍にものぼります。
バレニンは、マグロなどの回遊魚や、渡り鳥といった長時間にわたって連続運動を行う動物の筋肉に含まれている「イミダゾールジペプチド」の一種です。疲労を回復したり、疲労しにくい状態を作ったりしてくれると言われています。もちろん、人間の筋肉にもこの成分が含まれていて、筋肉を守る働きをしています。
鯨は、繁殖時期の半年間、絶食状態のまま不眠不休で大海原を大回遊しなければなりません。鯨の巨体を動かすパワーの源になっているのは、ほかでもない「バレニン」というわけです。
鯨肉にはコラーゲンや鉄分も含まれている
鯨肉は、部位によって含まれる栄養素が異なるのも特徴的です。昔から日本人にとって、鯨は五臓六腑まで余すことなく食べられる貴重な栄養源でしたが、栄養価の高いヘルシー食品であることは今も変わりありません。
鯨肉には、現代人に不足しがちな鉄分やコラーゲンも豊富に含まれています。特に、ミンククジラを原料にすることが多い畝須（うねす）の鯨ベーコンは、コラーゲンたっぷり。鯨肉に含まれる鉄分は、身体に吸収されやすいヘム鉄です。
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ミンククジラやイワシクジラのお肉を提供！会員登録でレシピも見れる
鯨肉は、戦後の日本国民の食生活を支えてきた食材の一つです。様々な栄養を含む鯨肉を飲食店で提供しませんか？くじらにく.comでは、ミンククジラやイワシクジラのお肉を提供しています。
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